パソコンではじめて絵を描く本 Expression2(2)

これまでのスレ


この本読んで学んだこと、気がついたことを順不同でメモしておくぞ。


どうぞ。

筆圧

このソフトはタブレットの筆圧検知に対応しているんだ。書かれた筆跡はベクターデータだから、あとからいくらでも修正できる。
たとえばこんな感じさ。


軌跡をあとで変更するには、軌跡はベジェ曲線になっているので、ツールボックスから「ノードツール」(Illustratorでいうダイレクト選択)を選び、ノード(ポイント)を選択して、移動するとか方向線を動かすとかする。ノードのコーナーとカーブの切り替えは「ノード変換」(Illustratorでいうアンカーポイントの切り替え)で可能。


筆圧を効かせて描く条件は、以下の3つ。

  • ペイントスタイルの線の設定を「スケルタルストローク」にする
  • ツールボックスから「フリーハンドペン」を選ぶ
  • 「筆圧ON」にする


最大幅と幅可変率を指定したらどう変わるかというと、
最大幅メーターは、最大筆圧で描いたときの幅(ピクセル)だ(ちなみにペイントスタイルのほうで幅指定しても筆圧ONにしたら無効)。

幅可変率を0%にすると、そのストロークのすべての幅が一定(そのストロークの中でもっとも大きい筆圧のときの幅)でが描かれる。筆圧を 弱〜中〜弱 と描いた場合、そのストロークは中の幅に統一されるということ。ペンで描いている途中は幅が変化しているように見えるが、ペンを離すと幅が一定になる。

幅可変率を100%にすると、幅が最小の細さから最大幅まで大きく可変する。



筆圧はあとから修正できるんだ。これは他のソフトには なかなかない利点だ。筆圧の修正方法は、[ウィンドウ - 筆圧]で筆圧修正ウィンドウを出して、ノードごとの筆圧を上げ下げして調整する。


筆圧ウィンドウの[/ (リセット)]を押すと、筆圧のない状態になる。


[+ (ノード追加)]を押すと、現在選択しているノードとそのひとつ右のノードのちょうど中間に、新しいノードを追加する。ちなみにベジェ曲線のノードと筆圧のノードは無関係だぞ。筆圧ノードを増やしても、ベジェ曲線のほうのノードは増えない。


ところでこの[ノード追加]ボタンを使えば、タブレットのない環境でも、筆圧をつけた線を引くことができるぞ
[ベジエペン]でベジェ曲線を引いて、筆圧ウィンドウで[ノード追加]するんだ。追加した筆圧ノードを上下だけでなく左右にも動かして、ストロークの太さを変化させよう。


[− (ノード削除)]を押すと、選択している筆圧ノードを削除できる。

[プリセット]を押すと、これまでに保存した筆圧や最初から用意されている筆圧形状を適用できる。ちなみにCtrl+Zでアンドゥできるので、試した後ですぐ元に戻せる。


[リストを編集]を押すと、筆圧形状リストが出てくる。下の[+]ボタンで現在の形状を保存できる。[−]ボタンを押すと選択していた形状を削除できる。


幅可変率スライダーは、筆圧形状は変化させないままで、筆圧による幅の変化を小さくすることができる。100%なら大きく変化する幅が、10%にするとそれほど変化しなくなる。


ついでに、筆圧で描くときに使う[フリーハンドペン]の使い方について。

  • 一度描いた線(オープンパス)とくっつけて、線の続きを描くときは、Altキーを押しながらそのパスの終点にあわせるとカーソルが に変わるのでそこで描けばよい。
  • 逆に書き終わりを別の線につなげたい場合も、Altキーを押してカーソルが変わればペンを離すようにする。


なかなか多いね



続き:パソコンではじめて絵を描く本 Expression2(3) http://d.hatena.ne.jp/ashakura/20090123