今度は出力先から、グラデーションを見てみよう。
出力先って?
グラデーション使った画像は、最終的には
に出力することになる。
そこにうまくグラデーションを持っていけるか、これを確認したい。
BMP
ビットマップ出力なら問題ないよね。
そのはずだ。[ファイル-書き出し]で出力した結果は以下。
Illustrator10→BMP 150dpi
IllustratorCS4→BMP 150dpi
色が違ってるな。CS4のは薄いぞ。
色の差は‥‥Illustrator10の「編集-カラー設定」がIllustratorCS4のと違ってた。
CS4と同じ「一般用-日本(Japan-GeneralPurpose)」に変えたら、同じになったぞ。
Illustrator10→BMP 150dpi
SWF
swfにはベクター画像とビットマップ画像の、どちらも含むことが可能なんだね。
Illustratorからswfを出力したときの結果だが、swfで見るとグラデーションメッシュ部分がおかしい。
拡大しなければ目立たないんだけどな。
前回見た結果だと、グラデーションメッシュ部分はビットマップだったよね。
150dpi にしたら結果違うのかな。
150dpiに変えるにはCS4だと[詳細]ボタン押下する必要があるのか。
改善はしたね。ベクターデータのようにはいかないけど。
Illustrator10は出力するとき PDF/X-1a:2001規格を選べないんだな。Illustrator10のリリースは2001年だからそうなるか。
IllustratorCS4→pdf (PDF/X-1a:2001) 拡大300%
拡大してもグラデーションメッシュの破綻ないな。ベクターデータのまま出力されてるようだね。
1600%に拡大しても輪郭はガタガタしない。まあIllustratorのaiファイル自体がPDF互換で、aiファイルをそのままAdobeAcrobatで開けるくらいだからな。
SVG
Illustrator10にはSVGのバージョン選ぶ箇所がない。SVGはテキストファイルなので中身みると、SVG 1.0のようだ。
IllustratorCS4のSVG 1.0、SVG 1.1も出力したが、見た目に違いはなかった。
Illustrator10→svg 拡大
IllustratorCS4→svg 拡大
SVG出力だと、グラデーションメッシュはビットマップ画像になるんだね。
そうだよ。
Illustrator10のSVGはビットマップ画像を内部に埋め込んでいる。CS4のSVGだと画像は外部ファイルとして、「82E84188.png」とかのファイル名でSVGと同じフォルダーに出力される。
しかし、SVG出力でグラデーションメッシュをベクターデータにする方法もあるかもしれない。
オープンソースのInkscapeはSVGにフル対応しているようなのだが、最新版 v0.91でグラデーションメッシュにも対応したらしいぞ。google:Inkscape gradient mesh
試したところ、Windows版はなんだか操作がうまくいかなかった。
Illustratorグラデーションメッシュらくらく操作ガイド
- 作者: バンバン,森崎隆
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2009/02/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (2件) を見る