FreeHand MXでビットマップ画像に着色

FreeHand MXでモノクロビットマップ画像を読み込んで着色する方法を以下の記事から学ぶ。

手順


Photoshopで[イメージ - モード - グレイスケール]にして(グレースケールじゃないと着色できない)、TIFF(透明あり)で保存。


それをFreeHandで読み込み(画像ファイルをD&D)する。
するとvector objectの塗り(fill)同様に着色可能。


これは便利そうだ。
ただしグレースケールランプボタン(Grayscale Ramp button)をクリックして明度・コントラストを編集するには、「アルファチャンネルを表示」がOFFになっていないとならない。アルファチャンネルをOFFにすると画像の透明部分が透明でなくなる。


「透明」というチェックボックスをONにすると、白い部分が透明になるのはいいが、画像自体が8bitではなく1bit(白黒2値)になってしまうようだ。「アルファチャンネルを表示」はFreeHand MXの新機能でFreeHand 10まではなかったから、そのバージョンのための機能だろう。


明度・コントラストはFireworksPhotoshopで編集することにして、「アルファチャンネルを表示」をONにすればよいだろう。


注意事項:gray TIFFをシンボルにして(「ライブラリ」に登録)、そのインスタンスをステージに配置した場合には、着色できない(オブジェクト背景四角に色がつくだけ)。同じgray TIFF objectを複数用意するにはシンボル化せずに「編集 - クローン」するべし。


[話者C] TIFF形式はあまり流行ってない形式だね。PSD形式は読み込めないの?


[話者A] FreeHandヘルプ「読み込んだアートワークの使用」を見るとこんな記述がある。

FreeHand では、TIFF、GIF、JPEG、PICT、PNG、Targa、BMP、および Photoshop (PSD) ビットマップ形式を読み込むことができます。ほとんどの場合、FreeHand ではすべてのビットマップ形式が TIFF 画像と同じように動作します。


JPEG 画像は、環境設定の [表示] で [スマートイメージプレビュー解像度] (Windows) または [画面上の画像解像度の設定] (Macintosh) が [高解像度] または [フル] に設定されているかどうかに関係なく、常に高解像度で表示されます。
・グレースケールの JPEG にカラーを設定するには、塗りカラーを適用します。


Targa では、8 ビット、16 ビット、24 ビット、および 32 ビットのカラーをサポートすることができ、またアルファチャネルを含めることもできます。


Photoshop CS6で出力したグレースケールの PSD, PNG, TGA(Targa), GIF, JPG 形式をFreeHand MXに読み込んでみたよ。

  • PSDは着色不可。アルファは有効。そもそもグレースケールと認識されてないな。
  • PNGは着色可能でアルファも有効。
  • TGA(Targa)は着色可能だが、アルファ無効。
  • GIFは着色不可。アルファ無効。
  • JPEGは着色可能。アルファ無効。


[話者C] PNG形式ならTIFF同様に扱えるんだね。


[話者A] ファイルサイズは以下の通り。

ball.tif 213 KB
ball.psd 126 KB
ball.png 28 KB
ball.tga 98 KB
ball.gif 26 KB
ball.jpg 26 KB


[話者C] PNG形式が優秀だね。TIFFは保存形式選ぶところで画像圧縮を選ぶと小さくなるのかも。





Photoshopペイントメソッド

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