FreeHand 8Jスタート(2)

[話者A] ひきつづき『FreeHand 8Jスタート (MACINTOSH POWER BOOKS)』を読むぞ。


塗りは Tints (濃度)を使う方法もある。

塗る色をつくるとき、カラーリストの元の色を濃度タブで選んで、20% とか 30% の色をカラーリストにドラッグドロップで登録して塗っておくと‥‥
元の色を変えたとき、濃度タブから作った色もすべて自動的に変わるんだ。


[話者C] なるほどー。影やハイライトの色をこれで作っておけば、いっぺんに変更できるわけか


[話者A] グラデーション塗りは「塗りインスペクタ」で調整する。


グラデーションには「線形」と「放射状」があって、線形の「角度」や放射状の「中心点」を、このインスペクターで設定する。
Shift押しながらダイアル回すとぴったり 0度や 90度に合わせやすい。


Ctrl押しながら色をドロップすると、いきなりグラデーション塗りになって、ドロップした箇所が中心点になるぞ。


[話者C] グラデ塗りか


[話者A] FreeHandの四角形ツールや円形ツールで書いたオブジェクトは特別扱いなのだ。四角形のひとつのポイントだけ移動するには、特別扱いでなくしてやる必要がある。[Modify - Ungroup](修正 - グループ解除)でグループ化解除すればポイントを選択・移動できるようになるんだ。


あと、ポイントを動かすときIllustratorみたいに「ダイレクト選択ツール」に替える必要はないぞ。というかダイレクト選択ツールなんてない。ふつうの選択ツールで可能だ。


あと学んだのは

  • テキストボックスの扱い、テキストボックスのサイズ可変するかしないかの切り替え方法
  • オブジェクトをダブルクリックすると拡大縮小回転のハンドルがでてくる
  • Alt押しながらクリックで、グループ内のオブジェクトひとつを選択できる
  • Reflect (反転ツール)
  • Paste behind (背面にペースト)
  • Knife (ナイフツール)で分割して Export (書き出し)
  • 最初から色など登録するためのテンプレート利用

など。


できあがったのはこれだ。


GIF形式でExport(書き出し)すると、以下のようになるよ。


[話者C] Exportしたあとのほうが、文字がきれいだね


[話者A] そうなんだ。調べたらFreeHand MXでも同じだったけど、FreeHandで作業しているときの文字表示がガタガタになる。ほかの形式に出力してしまえばキレイになるんだけどね。
一方 Illustratorは、作業中も文字表示がなめらかキレイなんだ。

ここらへん、ワープロの延長でドローソフトを使いたい人には気になるかもね。


[話者C] イラスト中心ならだいじょうぶということか


[話者A] このあと本では、「Insta.HTML」という拡張機能を使ってHTMLページを出力するんだけど、その機能は覚えないことにしたよ。


というのも「Insta.HTML」というExtra拡張機能は FreeHand 8 のウリの機能だったようだ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980217/freehand.htm
しかし後続のバージョンでは、この「Insta.HTML」消えたそうだ。
http://aspect.blog.so-net.ne.jp/2008-05-15
によると、最終バージョンのMXにも Insta.HTMLは載っていない。
FreeHand MXで使えない機能は覚える意味がないからね。


[話者C] へえ




FreeHand 8Jスタート (MACINTOSH POWER BOOKS)

FreeHand 8Jスタート (MACINTOSH POWER BOOKS)

  • 作者: 江竜朝生
  • 出版社/メーカー: スパイク
  • 発売日: 1998-09
  • メディア: 単行本