次はマグカップにイラストを貼ってみよう。
まずマグカップを描きます。
楕円と矩形を並べて作成する。
- 取っ手は、矩形(四角)を書いて、オブジェクトインスペクタのCornerRadiusを指定して角丸(かどまる)矩形にする。Cloneで2つにして、ブレンドする。
- カップのフチは、Cloneしてすこし縮小して、2重にすることで厚みを表現
- カップの底と前面はUnionで結合
- グラデーション塗り
見た感じ簡単そう
次にイラストを配置して、[Xtras - Distort - Envelope..](エンベロープ)を実行。カップの曲がり方に合わせて、イラストも曲げます。
これで終わりか
コツ
- 文字は [Text - Convert to paths](アウトラインに変換)しておく。
- イラストを曲げるときは、イラストの背後に矩形(四角)をおいて、曲がり方がわかりやすくなるようにする。曲げた後は必要ないので削除。
次に自動トレースを試してみよう。
AutoTraceツール(自動トレース)を設定。このとき本には「Overlap paths(パスへオーバーラップ)をオフに設定」と書いてあるけど、この設定はよくなかった。元絵を囲うようにドラッグすればOK。ちなみにトレース元は著作権失効しているルーミス先生の本から。
あんまり結果はよくないのかな
変換精度は、Illustratorのライブトレースやフリーソフトのpotraceのほうがよいかも
ほかに学んだこと
- [Text - Convert to paths] でテキストをアウトラインに変換
- [Xtras - distort - envelope] で自由変形
- Xtra ToolsのGraphic Hose(グラフィックスタンプ)はランダムな大きさのアイテムをラクに貼れる。
- 塗りインスペクタの [Tiled] パターンタイルで、背景につながった画像を敷き詰めることができる。
それでは次が最後のレッスンだ。
おう
日本語の入ったチラシ(フライヤー)を作る課題なのだが、なんと FreeHand8英語版は日本語に対応していなかった。
おお‥‥
ここで学んだこと:
- [Window - Xtras - Xtra Tools - Roughen] (粗く)でポイントをあらい感じに歪ませる。
- [Window - Xtras - Operation - Add Points] (ポイントを追加)で、オブジェクトの各ポイントの中間で2分するポイントをそれぞれ追加。
- [Window - Xtras - Xtra Tools - Bend] (曲げる)でウニフラッシュのようにトゲトゲにする。
- オブジェクトインスペクタの Closed (パスをクローズ)をチェック外すと、ポイント削除したとき自動的にクローズパスにならない。
- 片方だけ作って、変形ハンドルの横まんなかを引っ張って、反転させてAltキー押しながらで複製して、Ctrl+J (Modify - Join) で結合することで両側を作れる。
- Blendを3オブジェクト以上するときは重ね順(Arrange)に気をつける。あとブレンドする各オブジェクトを選択した後で、オブジェクトの同一ポイントをさらに選ぶと正しくブレンドされる。
- 斜めに傾けるには Skewツールを使う(上の例では影に使っている)
この本はどうだったかね?
前半は丁寧に書いてあった。ショートカットキーに関するコラムが多くあって、操作方法について詳しいと思う。
しかし後半は手順 はしょったり「Command+=キーを押して‥‥」って分かりにくい。ちゃんとコマンド名も書いてくれないと。作例はCD-ROM付属かダウンロード対応でデジタルデータを提供してほしい。作例のイラストはもう少し魅力あってもいいかな
FreeHandというソフトについてはどうだい?
いろいろ思うところもあったけど‥‥FreeHand MXでどうなのか確認してから、ほかのソフトと比較しての感想を語ろうかな
FreeHand 8Jスタート (MACINTOSH POWER BOOKS)
- 作者: 江竜朝生
- 出版社/メーカー: スパイク
- 発売日: 1998-09
- メディア: 単行本