FreeHand 8Jスタート(4) 写真から作るロゴ - イラスト描きかた調査団

[話者Ａ] 次は写真のトレースだ。この本はトレースする素材が付属しないので、この本自体を写真に撮影してすすめるよ。

[話者Ｃ] トレース素材は、ネットから取得できるなり、CD-ROMにつけるなり、してほしいよね。じゃないと本と同じこと実践できないじゃない

[話者Ａ] トレースする写真を[File - Import]で読み込み、Backgroundレイヤー（ここに置くと自動的に薄く表示）に置く。

そしてForegroundレイヤーで、まずは Ellipse（楕円ツール）でおおまかに輪郭をトレースする。

[話者Ｃ] トラじゃなくてパンダみたい。

[話者Ａ] それを[Modify - Combine - Union]で結合する。
次は Freeform（自由変形ツール）で修正するぞ。ツールをダブルクリックして設定ダイアログを出してPull/Pushで ByLengthを選んでおく。

オブジェクトを選択してから、Freeformツールを選んで、オブジェクトから少し離れてマウス押しっぱなしにすると円が出てきてPush（押しこむ）変形ができる。Freeformツールでオブジェクトの輪郭のところでマウスクリックすると、線をPull（引っ張る）変形ができる。

[話者Ｃ] トラに見えてきた

[話者Ａ] 次に、色と影をつけよう。

この顔と体の輪郭はあとで使うので、[Edit - Clone]して、別のレイヤーにもコピーを退避しておく。

顔の輪郭を[Edit - Clone]したら、今の輪郭の真上に同じものが重なるのだけど、その重なったほうのオブジェクトを選択して、Shift+クリックでポイントを選んでから Scale（拡大縮小ツール）で縮めて、影線をつくる。

顔の輪郭オブジェクトの上と下の2つに色をつける。枠線は色をつけない。
そしてその2つを [Modify - Combine - Blend] でブレンドする。

別のレイヤーに退避しておいた輪郭を持ち帰って、ブレンドしたオブジェクトをカットして[Edit - Paste inside]する。これで、はみ出た部分も枠の中におさまる。

[話者Ｃ] 影の線はスケールツール使わないとダメなの？　別に線ひっぱったほうがよくない？

[話者Ａ] ブレンド使うからスケールツール使ってるだけだよ。
ブレンドは、オブジェクトのポイント数を同じにしておくとネジれないブレンドになるんだ。Scaleツールで同じオブジェクトのポイントだけ動かせば確実にポイント数が同じになるからね。

[話者Ｃ] ふむふむ

[話者Ａ] 顔のパーツ（目鼻口）も同じように、「輪郭つくる→クローン→スケールツール→色つけ→ブレンド」で作る。
カラダのシマは Pen（ペンツール）で書く。

カラダのシマを、「枠線なし、塗り色あり」にして、塗りインスペクターで Lens （レンズ塗り）にする。このレンズ塗りよくわかってないけど、ブレンドで作った影を反映してくれるらしい。Paste Insideでシマが体からはみ出ないようにする。あと、全体的にトラっぽく色を変えた。

[話者Ｃ] トラっぽくなってきた

[話者Ａ] 草を生やす。丸い枠を作り、そこに Paste Inside。すると丸い枠の中に草が収まる。
そのあとで、草をAlt＋クリックで選択してClone。すると草が枠からはみ出る。Knife （ナイフツール）で上下半分くらいでカットして、下半分を消せば、上にだけ丸い枠からはみでた草になる。

円の中に色塗って‥‥

次は文字を円形に流しこむ。
まず、すでに Paste Insideして色々なかにはいっている円を選択する。[Edit - Cut Contents] （内容を取り出す）してから[Delete]キーを押す。これでPaste Insideしたものを削除して、円だけにできた。

テキストを入力して、円とテキストを選択し、[Text - Attach to Path] （パス上に結合）。

テキスト編集中にShift+Enterで、テキスト内容を上と下に分けることができる。
テキスト属性をオブジェクトインスペクターのテキストのとこで修正して、これで完成。

学んだこと

[話者Ｃ] けっこうな作業量だ。