Flashのお絵かきツールとしては
[鉛筆ツール] ―― 「線」が引ける。
[ブラシツール] ―― 「面」を塗れる。
[消しゴムツール] ―― 「線」と「面」を消せる。
が重要だ。
この3つの使い方を今回覚えるぞ。
おぅ。
まず [鉛筆ツール]ではこの3つのオプションを使い分けよう。
- ストレート (直線を描きたいときに使う)
- スムーズ
- インク
「スムーズ」と「インク」はどっちも似たようなものかなぁ。
「インク」のほうが自分の引いた線を忠実に再現してくれるってのはあるけど、あとで説明する「線の修正」は「スムーズ」のほうがしやすい。Flashお絵かき本みると、たいてい「スムーズを使おう」と書いてあるよ。
へえ。
「スムーズ」の場合、どれだけ滑らかにするか、[編集/環境設定/描画] で変えられる。
「なし」だと「インク」とほぼ同じになる。
「大」だと、なめらかだけど、自分が引いた線がずいぶん形が変わってしまう。
「小」か「標準」にするべきかな。
うん。
次、
[ブラシツール] では、以下のオプションを使い分けるんだ。
- 「標準」は線も面も塗りつぶす。
ん、線は確かにとぎれてるけど、線がはみ出てるような。
それについては、あとで説明するよ。
- 「塗りをペイント」は面だけ塗りつぶす。線は塗りつぶさない。
- 「背面をペイント」は線も面も塗りつぶさない。何も書いてない部分だけ塗る。
おおっこれは便利。
- 「選択範囲をペイント」は、選択した部分だけ塗る。
- 「内側をペイント」は書き始めにブラシを置いた領域の「面」のみ塗りつぶす。線は塗りつぶさない。
へえ。これはうまく使えば、すごくラクに絵が描けそう。
これらを使い分ければいいのか。
次は「消しゴムツール」。以下のオプションがあるよ。
- 「消す(標準)」は線も面も消す。
- 「塗りを消す」は面だけ消す。
- 「線を消す」は線だけ消す。
- 「選択された塗りを消す」 は、選択した部分の塗りだけ消す。
線は消さないのね。
- 「内側を消す」は書き始めにカーソルを置いた領域の「面」のみ消す。線は消さない。
お? つながってる線の一部分だけが消えた。
これと同じことは、消しゴムツールじゃなくて、「選択ツール」でもできるんだ。
選択ツールにしたあと、線をクリックすると、線の一部分だけ選択されるだろ。
そこで[Delete]押すと、線の一部だけきれいに消える。
ほー。もとから なかったかのように、線を消せるんだね。
色がついてる場合はどうなるの?
ちなみに線をダブルクリックすれば、線の一部じゃなくて、線のつながってる部分全部選択できる。それで[Delete]押せば、線を全部消せる。
おおー。線が もともと なかったかのように、面が全部きれいにつながっているではないか。
これはすごくよくない?
簡単だね。
ところで、これを今まで「面」と呼んできたけど、Illustrator CS4のヘルプ見たら、「塗り」と呼ぶのが正しいみたいだ。
Flash CS3のヘルプだと、 「塗り」または「シェイプ」と呼んでいる。ただし「シェイプ」は「線」と「塗り」のどちらも指すようだ。
ヘルプでは「面」とは呼んでないんだね。
うん。これからは「面」じゃなくて「塗り」と呼ぶことにしよう。
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